みやび造園の思い

みやび造園の三つの安心

1.人にも樹木にも安心

造園業の職人という道を歩むなかで、いつも気になっていたことがありました。
それは、「もっと安全な方法で、この仕事に取り組むことができないか」ということ。
ベテランの職人さんが、足を踏み外して亡くなるといういたましい事故もよくあります。
スタッフを危険な目にあわせるわけにはいかない。お客さまにも安心して頼んでいただきたい。そのためには、どうすればいいのだろう?
そんなふうに悩んでいたとき、たまたま友人から教えてもらったのが「ツリークライミング®」でした。
当初は、子どもも楽しめるレクリエーションとしてアメリカから入ってきた技術でしたが、これが本場では職業にも活用されていると知り、さっそく取り入れることにしました。
その後、資格も取得し、現在は高い木の上での作業にこの技術を活用することで、人にも樹木にも安心な造園を実現しています。

2.アーボリストがいるという安心

今までの造園業は、職人の経験にもとづく感覚だのみで作業が進められてきました。
もちろん、それもとても重要なことです。しかし、そこへさらに科学的な根拠が加わったら、もっと最適な方法が見えてきます。そのうえ、科学的な根拠があれば判断に迷うこともなくなるので、作業がよりいっそうスムーズになります。
みやび造園には、国際的な資格を持ったアーボリストがいます。
アーボリストとは、植物全般への知識と経験を兼ね備え、樹木にまつわるあらゆるジャンルの垣根を超えたスペシャリストです。アーボリストは、樹木に適した伐採の方法を知るだけでなく、どう切ったら見た目が美しいか、アート性までも発揮できる存在なのです。
「昔ながらの経験にもとづく感覚」+「植物全般への科学的根拠のある知識」によって、身近な植物をより健康で美しい状態にすることが可能です。

3.自然を尊重しているという安心

昔から、木は日本人の生活に欠かせないものでした。
木はその場を一歩も動くことがないのに、土壌を守り、海を守ってきました。人々は、その恩恵に感謝しつつも、その一部を木材として生活に使わせてもらってきたのです。
現在、特に都会では、排気量の多い大きな道路の真ん中に木を植え、十分なメンテナンスもせず、伸びたからといって深く考えずに枝を切ってしまうような光景をよく見かけます。
それを見るたび、「ああ、木がかわいそうだなあ」と心が痛みます。
自然が足りないからといって植えたものの、伸びてきてじゃまだからと切ってしまう。これでは、木への敬意がまったく感じられません。
これからも、木と、自然とともに生きていく。そう考えて、最適な仕事をしていきたいとわたしたちは考えています。そして、この考えをツリークライミングの体験会などを通して、子どもたちにも広めています。
わたしたちよりも長く生きる木に、子どもたちの未来を見守ってもらいたい。
そう考えながら、今日も身近な自然のお手入れをしています。

ツリークライミングの技術を活用することで、人にも樹木にも安心な作業を実現しています。
以前は命の危険と隣り合わせだった高い木の上での作業も安全に行うことができるようになりました。
経験にもとづく感覚と科学的根拠のある知識をあわせ持つアーボリストが、見た目にも美しい剪定を行います。
自然に敬意をはらい、ともに生きていくことを考えながら、お手入れをしています。